ドイツ式テレスコープ義歯

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    ドイツ式テレスコープデンチャーとは

    テレスコープ義歯とは入れ歯先進国ドイツにおいて開発された部分入れ歯のことで 歯に直接被せる内冠、入れ歯の本体部分の外冠から構成されています。 こちらは日本で一般的な保険の部分入れ歯と違い、歯に引っ掛ける金属のバネを 使わず、二重冠構造のはめこみ式の装置を使った入れ歯のことをいいます。 テレスコープ義歯は機能面はもちろん一度作製したら作り直すことはせずにお口の 経年変化に合わせて修理などをしながら永く使用することができます。 部分入れ歯で日本で多く用いられてるのは欠損している歯の両側に金属のクラスプ と呼ばれるバネを掛けて維持するものです。 金属のバネを用いた入れ歯は設計によっては歯に負担が掛かる場合があり、歯を引き抜く 方向に作用してしまうので場合によっては歯を早期に失う原因となることがあります。   <テレスコープ義歯のメリット> ・違和感が少なく装着感に優れており就寝時に外す必要がありません ・歯の内側で固定できる方式で、残存している歯への負担が少ない ・半固定の入れ歯で審美的にも大変優れています ・食事中や会話中に外れてしまう危険がほとんどありません。

    2024.10.21 , , , , , , ,

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    インプラント vs 義歯(入れ歯)

    患者さんからインプラントと義歯どちらがいいのでしょうか?という質問をよく受けます。 正直な回答としてインプラントがベストと考えております。 しかしインプラント予定部位の骨の状態や歯周病の有無、服用しているお薬や年齢などの 条件をみて義歯をおすすめするケースもあります。   まずインプラントとは? インプラントとは顎骨の中に人工歯根を手術にて埋め込みを行い、上部構造(被せ物)を 装着する治療となります。 義歯のような取り外しもなく周囲の歯も削ることもありません。 天然歯と同じように噛むこともできますので第一選択になる治療と思います。   インプラントは入れたら一生物というわけではありません。 きちんとご自身でケアを行い歯科医院で定期的にメンテナンスを受けないとインプラント 周囲炎を起こし最悪インプラントを抜去しなくてはいけなくなる場合もあります。   下記の写真は80代の患者さんに入っているインプラントです。 連結冠になっている為口腔内ではあまり動揺は認めていませんが、インプラントの周囲は 歯肉が腫脹を起こしレントゲン上では周囲骨がほとんど無くなっていました。 口腔外科を紹介させて頂き入院下で抜去手術を行いました。 インプラントのリスクとしては、歳をとり口腔内の管理がしっかり出来なくなって きてしまった時や歯周病の悪化などが挙げられます。   次に義歯(入れ歯)とは? 義歯(入れ歯)とは口腔内の欠損部分を可撤式装置にて補います。 残存している歯牙にクラスプと呼ばれる金具を掛けて維持する義歯を部分義歯(部分入れ歯) と呼びます。 歯を全て失い歯肉部分のみで維持する義歯を総義歯(総入れ歯)と呼びます。 ⇧一般的な保険の部分入れ歯⇧   噛む力は一般的には天然歯と比べて部分義歯だと50%前後、総義歯だと20〜30%前後と 言われています。 義歯は壊れた場合や歯が一部抜歯となった場合でも修理して使用することも可能です。 義歯は審美的な問題もありますが、金属の金具がなく目立ちにくい義歯もあります。 ※金具が目立ちにくく審美的に優れた部分義歯は保険外となります。   保険外の部分義歯には以下の2種類があります。 ①ノンクラスプデンチャー ⇨歯に掛かる金具の部分が弾性のある樹脂で出来ています。 就寝時は基本的に外します。   ②テレスコープデンチャー ⇨歯に被さった内冠に義歯側に付いている外冠と呼ばれるものが重なり二重冠構造に なっています。 残っている歯への負担は少なく修理をして長く使用することが出来ます。 半固定式なので外れる心配もあまり無く噛む力はブリッジなどと同じぐらい得られます。 就寝時は装着したままでもお使いいただけます。   ※欠損の数や残存歯の状態などによりどの部分義歯が一番最適であるかは異なります。 一度お気軽にご相談いただければと思います。    

    2024.08.29 , , , , , , , , ,

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    テレスコープデンチャーとノンクラスプデンチャーの違い

    テレスコープデンチャーとノンクラスプデンチャーは審美的に優れている義歯になりますが、 ここでは両義歯の違いを解説いたします。   <テレスコープデンチャー> テレスコープデンチャーは歯科先進国ドイツで使用されている部分義歯です。 残存歯の数や状態により下記のような種類に分類されます。 ・コーヌスクローネ ・リーゲルテレスコープ ・レジリエンツテレスコープ   ⇧リーゲルテレスコープ⇧   テレスコープデンチャーのメリット ・歯牙への負担が少ない ・就寝時も装着可能 ・審美的に優れしっかりと噛むことができる ・外れる心配がほとんどない ・修理しながら使用可能なので長く使用できる   テレスコープデンチャーのデメリット ・範囲が大きい場合費用が高額になることがある ・診査から治療、義歯完成まで時間が掛かる場合がある ・内冠と呼ばれる部分を作製する為に歯を削らなければいけない。   <ノンクラスプデンチャー> ノンクラスプデンチャーの素材は主にポリアミド系樹脂などの弾性のある樹脂で 出来ています。 通常の部分義歯は歯に金具(バネ)を掛けて維持しますがノンクラスプデンチャーは 弾性のある樹脂を歯のアンダーカットを用いて義歯を維持します。 就寝時は原則として外します。   ノンクラスプデンチャーのメリット ・歯に掛ける金属の金具を使用しない為、審美的に優れています ・歯を削らずに作製することが可能です。 ・比較的安価で作製することが可能です。 ・金属を使用しないでも作製することは可能なので、金属アレルギーのある方でも使用可能   ノンクラスプデンチャーのデメリット ・材料が経年劣化により変色や破折などを起こす可能性があります ・金属のクラスプと同様に歯を前後左右に揺さぶり周囲の組織にダメージを与えることがあります

    2024.08.27 , , , , , ,

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    リーゲルテレスコープとは

    ドイツ式テレスコープ義歯にはリーゲルテレスコープ、コーヌステレスコープ、 レジリエンツテレスコープとありますが、今回はリーゲルテレスコープとは どのような義歯か解説致します。 上記の義歯がリーゲルテレスコープです。リーゲルとはドイツ語で閂(かんぬき) のことです。 閂(かんぬき)とは門や戸をしっかりとしめるための横木のことです。 リーゲルテレスコープの構造は義歯側の外冠(がいかん)と歯牙側の内冠(ないかん) で構成されています。 外冠側の義歯にはレバーが組み込まれており、歯牙側の内冠には鍵穴が付いており 二重冠構造となっています。 内冠の上に義歯からなる外冠をセットしてレバーを閉めることで義歯が固定されます。   上記の写真が削合した歯牙の上にセットされた内冠です。 一番奥の歯牙の後ろに飛び出している装置はシュレーダーゲシーべと 呼ばれるもので義歯を維持させるものです。   内冠の上に外冠となる義歯を装着します。内冠には鍵穴が付いています。   この写真はリーゲルテレスコープ義歯を内側から見たものです。 装着時はレバーは開いています。   こちらは上から見たレバーが開いた状態です。   レバーを閉じると内冠の鍵穴にレバーが入り外冠の義歯がしっかりと固定されます。   レバーが内冠の鍵穴に入りしっかり固定されたことで動いたりせずしっかりと咬むこと が出来ます。   通常の義歯のような金具などが見えませんので審美的にもよく半固定式の入れ歯となりますので 夜間就寝時でも装着したままでも問題ありません。 お手入れもレバーを開いて外した後、内冠はシンプルな構造になっていますのでメンテナンスも 簡単です。 インプラントをしたいが骨が少なくて不可能と言われた、インプラントの手術はしたくない、 入れ歯でもしっかり噛みたい、見た目が気にならない入れ歯を入れたいなど、リーゲルテレスコープ を含めたドイツ式テレスコープ義歯もご検討していただければと思います。      

    2023.03.30 , , , , , ,

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    年末が近づいてくると

    年末が近づいてくると「年内までに新しい義歯を作りたい」というようなお問い合わせが 増えてきます。 部分義歯、総義歯、保険、自費などでそれぞれ納期が変わってきますが、どの義歯を作製 しても作製を始めてから最低1ヶ月は掛かります。 受診して診察、診断をしてから作製に入りますので大体のケースは受診されてから義歯完成 まで早くても1〜2ヶ月は掛かると思われます。 よく患者さんから「以前他で作った時は2週間で出来たとか2回で完成した」とかも聞きます。 色々と作製の仕方はあると思いますが、当院では保険、自費の義歯にかかわらず精度の よい義歯が作れるようにしたいと考えていますのでそれなりの回数と時間を掛けております。 入れ歯を新しくしたいと考えている場合はお早めにご相談されることをお勧め致します!   下記に各義歯の作製を始めてから完成までの治療期間を参考のため記載致します。 ※なおこの期間には歯の前処置が必要だった場合の期間は含みません。   <保険> ●総義歯 1ヶ月前後(ZEROSYSTEMの場合2ヶ月前後) ●部分義歯 1ヶ月前後 <自費> ●総義歯 2ヶ月前後 BPSデンチャー 3ヶ月前後 コンフォート(コンプリート) 3ヶ月前後 ●部分義歯 少数歯欠損のノンクラスプデンチャー 1〜2ヶ月 多数歯欠損の金属床義歯(ノンクラスプも含む)2〜3ヶ月 ドイツ式テレスコープ義歯3〜6ヶ月 ※症例の難易度や治療間隔によって期間が延びる場合がございます。  

    2022.11.13 , , , , , , , , , , , ,

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    バランスが大事

    今まで多くの歯科治療を受けてきて気が付いたらお口の状態がだんだん 変化している患者さんが多くいらっしゃいます。 多いパターンは歯を抜いたあとそのまま放置していて咬み合わせ側の歯が 出てきてしまっているケースか、歯周病が進行し奥歯を抜歯し前歯が残り、 前歯咬みになるので突き上げられた上の前歯がフレアーアウト(上前歯の 歯並びが前方に出て放射状に広がる状態)し、咬み合わせの高さ(咬合高径) が下がってきているケースです。 例えばこのケース、正面からみると下の前歯が見えません。 元々は下の前歯は見えていたようです。 側面から見ると咬合平面(上下の歯を合わせたときの平面)がかなり乱れて おり段差になっております。 この状態だとしっかり咬めませんし、義歯も壊れやすくなります。 咬合平面を整えて咬筋と直交させることで咬む力をより伝えやすくなります。 この患者さんの主訴は上下の義歯の新製でしたがこのまま作製するとバランス の取れたきちんと噛める義歯を作製するのは不可能です。   じゃあどうしたらきちんと噛める義歯ができるのか? →元々の咬み合わせの高さを回復し、上下左右をバランスの取れた状態に することです。 この症例だとまず歯の治療や治療用義歯(仮義歯)を作製し咬み合わせの 高さを上げていき義歯の高さを上げ下の前歯のブリッジを仮歯にし高さを 合わせます。 下の前歯のブリッジを作製し上下義歯の咬合平面を整えて完成義歯へ移行 します。 ここまで治療期間は半年以上掛かりましたが上下左右のバランスはよくなり きちんと噛めるようになってきたとのことです。 これからまだ治療は続きもう少し咬合平面を正しい位置へ修正していき本義歯 へ移行していきます。 治療期間はやや長くなりますがここでしっかりとした噛み合わせを構築する ことで長く使用できる義歯を作成することができます。 体のバランスは健康の為にはもちろん大事なことですが、咬み合わせの上下左右の バランスもかなり重要です。 義歯が合わないという理由もこういったことが根本にあるかもしれません。 気になる方は是非一度ご相談ください。   ホームページよりウェブ予約が可能です。是非ご利用ください。 https://www.akaminedc.com/about/#reservation LINEで入れ歯相談も行えますのでこちらもご利用ください。 https://page.line.me/220hmhtd?openQrModal=true   赤嶺歯科クリニックは330号線沿い 楚辺交差点近く バス停 与儀小学校前すぐ 〒900-0023 那覇市楚辺2-25-9 2階 医院下に4台駐車可 ☎098-834-2562(完全予約制) ご予約はお電話かウェブ予約にて可能です。 虫歯治療、審美歯科(セラミック治療)、歯周病治療、義歯(入れ歯)、 スポーツマウスガード作製、顎関節症治療、咬み合わせ治療など行っております。  

    2022.01.03 , , , , , , , ,

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