那覇市 歯科

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    残っている歯が少なくても

    歯の残存本数が少なくなり義歯の範囲が大きくなってきますと だんだん粘膜負担の範囲が増えます。 残っている歯も虫歯が大きく根だけになっていたり、歯周病で グラグラしてきたりすれば義歯が不安定になったり外れやすく なってきてしまいます。 例えば下記のレントゲン写真の矢印の歯のように虫歯も大きくなり 且つ歯の長さも短い場合被せ物(差し歯)にするには難しい状態 です。 しかしこれらの根だけの状態の歯にキーパー付き根面板という金属を 埋め込み、義歯側に磁石を埋め込み義歯を安定させることができます。   上記の図が磁性アタッチメントの構造です。   上記の写真は根だけ残っている歯にキーパー付き根面版を装着した状態です。 こちらの写真は義歯の内部に磁石を埋め込んだ状態です。   この症例は上顎の総義歯なので磁石がなくても比較的吸着を出すこと ができますが、歯槽骨が吸収している顎骨や下顎の総義歯のケースなど ではより効果が得られます。 あと上顎の口蓋隆起が発達しているケースでで口蓋部が覆えない場合、 磁性アタッチメントを使用することで安定力を向上することができます。   ※磁性アタッチメントは以前は保険外のみでしたが、2021年より  保険適用となりました。   あとMRI撮影時の影響ですが、磁石の構造体は義歯側についており歯に ついているキーパー付根面版は通常の金属冠などと変わりませんので 撮影時に義歯を外していただければ問題ないと思われます。

    2024.07.30 , , , , , ,

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    仮の入れ歯を作りたい

    歯がボロボロで治療が必要なのは分かっているが、とりあえず仮の入れ歯を 作りたいという初診患者さんからのお問い合わせが非常に多くなっております。 特に多いのが保険で仮の入れ歯を作りたいとのお問い合わせです。   結論から言うと保険で仮の入れ歯は作製できません。   保険診療というのは決められたルールがあって仮であろうと作製後6ヶ月は 新たに義歯を作製することができません。 よってたとえ仮の義歯として使う予定で保険で義歯を作製しても半年経たないと 新たに義歯は作製することが出来なくなります。   あと保険の仮の入れ歯で金属の金具が目立たないものを作りたいというお問い合わせ もありますが、保険診療では金属の金具のものしか作製できません。 下記の写真のような金属の金具がないタイプは保険外のノンクラスプデンチャー になります。この症例の場合は全体の治療が必要でしたが、審美的な問題もあり 保険外で仮義歯としてノンクラスプデンチャーを作製しております。 あくまで全体の治療が終わるまでの暫間的に使う義歯となりますので2本の歯で5本分 を支える通常では行わない設計で作製しております。 ※このような設計で長期間使用するとなると残存している歯には過大な力が掛かりますので おすすめしておりません。   あと仮義歯を作製するケースとしましては顎位が安定していないケースや長期間義歯を使用 したことがなく使用後に顎位が変化してくると考えられる場合などに仮義歯を作製します。 作製した当初は通常通り咬めているように見えても、義歯に慣れてくると筋力も上がってきて だんだんと後退位になってくるケースにも時々遭遇します。 そのようなケースでは仮義歯を作製して仮義歯を使用してもらい顎位を安定させてから最終義歯 に移行するほうが良いかと思います。 少々時間が掛かる治療とはなりますが長期間安定した義歯を作製する為には必要となるかと 思います。    

    2023.09.29 , , , , , , , , , ,

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    なぜ2回型を採るのか?

    義歯(入れ歯)を作製するにあたりアルジネート印象材やシリコン印象材という 材料を使用します。 当院では保険、保険外にかかわらず2回に分けて型を採っています。 2回型を採るとお話すると「2回も採るの?」と驚かれる患者さんもおります。 ではなぜ2回型採りが必要なのか書いていきます。 保険の総義歯を例に書いていくと、型採りは既製のトレーを顎の大きさに合わせて 行います。 トレーは既製品なので大体は粘膜を押し広げて大きく採れてきたり、必要な部分が きちんと採れていなかったりという状態になります。 下記は1回目の既製のトレーで採得した概形印象(型採り)です。 一見大体の形態は採得できているように見えてこれでも作製できるように見えますが、 黄色の矢印部分のように可動する粘膜を押し広げられて分厚くなっています。 青色の矢印部分は辺縁まできちんと採れておらずトレーが一部見えております。 この状態で作製すると、実際必要な義歯の大きさよりも大きな辺縁形態で出来てきて お口を開くと可動する粘膜が圧迫して外れ易くなる原因となります。 下記は1回目の概形印象から作製した模型上で作製した個人トレーで2回目の型を採った 精密印象です。 <個人トレーによる精密印象> 製作した個人トレーでの2回目の印象(型取り)です。全体的な厚みが均等に採得 されています。 一見両方比べて大きな違いには見えませんが、実際セットした時に大きな違いがでます。 保険外の義歯の場合はシリコン製のより精度の良い材料を使用して更にお口の機能的な 運動なども加えてより精密に採得します。 保険の入れ歯が悪いという訳でもありませんが、保険外の入れ歯は使用する材料や過程 など様々な細かい作業を加えることでより高い精度の義歯を作製することが可能となります。    

    2022.12.15 , , , , , , , , ,

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    BPSデンチャーモニター募集のお知らせ

    BPSとはBiofunctional Prosthetic System<生体機能的補綴システム>の略で、 このシステムを使用して作製された義歯をBPSデンチャーと呼びます。 義歯の製作工程がシステム化されており、少ない来院回数で質が高くよく 噛める審美的な義歯を作製することができます。 R4年8月20日より限定2名でモニターを募集致します。 ※1名決まりましたので残りあと1名の募集となります(9月10日現在) ※2名決まりましたので募集は終了となりました(10月16日) 通常88万円(税込)→モニター価格33万円(税込) ※上下総義歯の価格です <モニター条件> ①上下総義歯の患者様 ②製作過程で資料作製のための写真撮影やデータ採得など行います。   モニターのご希望やご相談はLINEにお友達登録をしていただきLINE相談 からお願い致します。(お電話では承っておりませんのでご注意ください) ※デンチャーカラーリングは別途料金が掛かります    

    2022.08.23 , , , , , ,

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    よく噛めない原因は

    現在使用している義歯が噛めないと当院を受診しました患者さん 下記の義歯を使用中でした。 一見そんなに問題なさそうに見えますがお口の中に入れてみると 咬み合わせがかなり高い状態でした。↓ 総義歯やすれ違い咬合などで元の咬み合わせの高さがわからない場合 顔面の計測をして基準値で決めていきますが、使用していた義歯は かなり高い状態。 お口の中の義歯を入れると安静時空隙がほとんどなくほぼ安静時も上下 の歯が接触している状態。唇を閉じてもらうとお口の中がいっぱいになり あと義歯の床縁も長く歯肉の可動域まで延ばした状態でしたので、少しお口を 開くと義歯が浮き上がってしまい上下の歯牙がカチカチ当たってしまう状態でした。 なので上下の総義歯を新製しました。↓ 顔面の計測をし基準値まで咬み合わせの高さを低くして、歯肉の可動域まで 床縁が超えないようにしました。 咬み合わせの高さを基準値まで下げることでお口一杯に義歯が入っている感じ がなくなり安静時空隙ができたことで上下の歯が当たるカチカチ音がなくなり ました。吸着もよく開口してもほとんど浮き上がらなくなりました。 今回はZERO SYSTEMを用いた保険義歯での作製でしたが良い適合を得ることが 出来ました。 今後より良い適合を目指して保険外の義歯なども検討していくこととなりました。    

    2022.07.25 , , , , , , , ,

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カウンセリングから診査・診断を行い患者様お一人おひとりに合った義歯を製作いたします。

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