テレスコープデンチャーとノンクラスプデンチャーは審美的に優れている義歯になりますが、

ここでは両義歯の違いを解説いたします。

 

<テレスコープデンチャー>

テレスコープデンチャーは歯科先進国ドイツで使用されている部分義歯です。

残存歯の数や状態により下記のような種類に分類されます。

・コーヌスクローネ

・リーゲルテレスコープ

・レジリエンツテレスコープ

 

⇧リーゲルテレスコープ⇧

 

テレスコープデンチャーのメリット

・歯牙への負担が少ない

・就寝時も装着可能

・審美的に優れしっかりと噛むことができる

・外れる心配がほとんどない

・修理しながら使用可能なので長く使用できる

 

テレスコープデンチャーのデメリット

・範囲が大きい場合費用が高額になることがある

・診査から治療、義歯完成まで時間が掛かる場合がある

・内冠と呼ばれる部分を作製する為に歯を削らなければいけない。

 

<ノンクラスプデンチャー>

ノンクラスプデンチャーの素材は主にポリアミド系樹脂などの弾性のある樹脂で

出来ています。

通常の部分義歯は歯に金具(バネ)を掛けて維持しますがノンクラスプデンチャーは

弾性のある樹脂を歯のアンダーカットを用いて義歯を維持します。

就寝時は原則として外します。

 

ノンクラスプデンチャーのメリット

・歯に掛ける金属の金具を使用しない為、審美的に優れています

・歯を削らずに作製することが可能です。

・比較的安価で作製することが可能です。

・金属を使用しないでも作製することは可能なので、金属アレルギーのある方でも使用可能

 

ノンクラスプデンチャーのデメリット

・材料が経年劣化により変色や破折などを起こす可能性があります

・金属のクラスプと同様に歯を前後左右に揺さぶり周囲の組織にダメージを与えることがあります

医療法人誠志会赤嶺歯科クリニック