仮義歯

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    仮義歯、スプリントデンチャーについて

    歯が欠損しておりちゃんと治療をして歯を入れたいと思っているが、 近々人と会う機会がある、仕事で歯が無いと支障がある場合など 早めに審美的に回復する方法として下記の方法があります。 ①仮義歯 通常は抜歯が必要な歯を抜いたり、虫歯の治療を完了してから入れ歯の作製に 入りますが一旦それらは保留し審美、機能面を早めに回復するために仮義歯を 作製します。 もしくは最終義歯を作る前に咬み合わせや高さなど仮義歯を作り調整を行い 安定したところで最終義歯を作ります。(リハビリテーション的要素の義歯です) 上記どちらも仮義歯になります。 しかし作製課程は基本的に通常の義歯と同じです。 作製の日程を詰めることで多少完成までの期間を早めることができます。 作製期間(おおよそ3〜4週間)   ②スプリントデンチャー(SD) 歯形を採り石膏模型にマウスピース作製する際に使用するシートを 圧接しそこに人工歯を並べて作製する装置です。 通常の義歯を作製する時の重合などがないので比較的早く完成できる ので早めに審美面の回復を図ることができます。 作製期間(1〜2週間程度)※作製期間は要相談 作製日数や欠損数により金額は変わります。 ※総義歯は不可(咬み合わせのない多数歯欠損も不可)   スプリントデンチャー(SD) このような欠損があり日常生活に支障がでるとのことで スプリントデンチャー(SD)を作製したケース なるべく早く歯を入れたいとの要望で通常の義歯ではなく スプリントデンチャー(SD)を作製 セット時の状態  

    2024.10.15 , , , , ,

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    審美的な即時義歯をつくるには

    歯の状態が悪く抜かなくてはいけないが、抜いてしまうと審美的、機能的 な問題がありすぐに義歯がないと困るケースに即時義歯を適用します。 即時義歯とは簡単に説明すると抜歯予定の歯は抜かずに義歯作製を進めて いき抜歯と同時に義歯を装着する方法です。   ⇩即時義歯についての詳しい説明は以前のコラムを参照ください⇩ ⚫︎歯がボロボロで抜け落ちそう⚫︎   即時義歯の課題としては部分義歯の場合前歯などの抜歯ケースで作製する 即時義歯に金属の金具(クラスプ)が歯牙に掛かるため審美的な問題が 出てしまうということです。   即時義歯ではなく抜歯後に両隣の歯に仮歯を接着剤で固定して傷が落ち着いたら 型を採って作製するという方法もあります。 この方法の問題点として義歯作製時に接着剤をその都度削って外さないといけない のと、残存している接着剤の影響で型採り時の印象の精度が落ちてしまい上手く 入らなかったり、カタつきが出るなど問題がありました。 特にノンクラスプデンチャーを作製する場合精度に問題が出ると致命的です。   今回は口腔内スキャナー(IOS)を使用して即時義歯を金具のないタイプで作製 する方法をご紹介します。     こちらの症例は上顎の前歯が歯周病が悪化し動揺が大きくなり抜歯が必要となりました。   口腔内スキャナーにてスキャンを行い技工所にデータを送り抜歯予定歯を削合した状態 の模型を3Dプリンターにて作製します   そして削合した部分に義歯を作製   抜歯直後の状態   抜歯直後に出来上がってきた義歯内面を調整し装着 これで最低限審美的な障害がない義歯を装着できました。   抜歯後の傷が落ち着くまで内面調整を行い、1〜2ヶ月後最終義歯作製となりました。 ※こちらの義歯はあくまで暫間的に使用するものです。   口腔内スキャナーで作製する利点として歯形を採る必要が無いのでかなり動揺の強い歯 であっても大丈夫なところです。 動揺が強いと型を採る時に一緒に抜けてしまうリスクがあります。 現在の所適応は1〜2歯の欠損になります。 隣在歯の状態や咬み合わせの状態などで可否が変わりますのでまずはご相談ください。    

    2024.06.20 , , , , , ,

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    仮の入れ歯を作りたい

    歯がボロボロで治療が必要なのは分かっているが、とりあえず仮の入れ歯を 作りたいという初診患者さんからのお問い合わせが非常に多くなっております。 特に多いのが保険で仮の入れ歯を作りたいとのお問い合わせです。   結論から言うと保険で仮の入れ歯は作製できません。   保険診療というのは決められたルールがあって仮であろうと作製後6ヶ月は 新たに義歯を作製することができません。 よってたとえ仮の義歯として使う予定で保険で義歯を作製しても半年経たないと 新たに義歯は作製することが出来なくなります。   あと保険の仮の入れ歯で金属の金具が目立たないものを作りたいというお問い合わせ もありますが、保険診療では金属の金具のものしか作製できません。 下記の写真のような金属の金具がないタイプは保険外のノンクラスプデンチャー になります。この症例の場合は全体の治療が必要でしたが、審美的な問題もあり 保険外で仮義歯としてノンクラスプデンチャーを作製しております。 あくまで全体の治療が終わるまでの暫間的に使う義歯となりますので2本の歯で5本分 を支える通常では行わない設計で作製しております。 ※このような設計で長期間使用するとなると残存している歯には過大な力が掛かりますので おすすめしておりません。   あと仮義歯を作製するケースとしましては顎位が安定していないケースや長期間義歯を使用 したことがなく使用後に顎位が変化してくると考えられる場合などに仮義歯を作製します。 作製した当初は通常通り咬めているように見えても、義歯に慣れてくると筋力も上がってきて だんだんと後退位になってくるケースにも時々遭遇します。 そのようなケースでは仮義歯を作製して仮義歯を使用してもらい顎位を安定させてから最終義歯 に移行するほうが良いかと思います。 少々時間が掛かる治療とはなりますが長期間安定した義歯を作製する為には必要となるかと 思います。    

    2023.09.29 , , , , , , , , , ,

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